華やかな舞台裏で繰り広げられる人間関係がリアルすぎてゾクゾクする。男性が女性にアクセサリーを付けてあげる優しさと、その直後に現れる別の女性の冷ややかな視線の対比が素晴らしい。ネットショートアプリで見ていて、まるで自分がその場に居合わせてしまったような臨場感がある。登場人物たちの微妙な表情の変化から、複雑な三角関係や裏切りが予感されてドキドキが止まらない。
前半のシリアスな雰囲気から一転、緑のスーツを着た男性が登場して空気が変わったのが面白い。彼がカードを渡すシーンで、何か裏取引があるのかと思わせる演出が上手い。恋人ごっこには本気禁止!というフレーズが頭をよぎるが、彼らの関係性は単なる仕事仲間以上の何かを感じさせる。青いスーツの女性との掛け合いも軽妙で、重たいドラマの中に清涼剤のような役割を果たしているのが良い。
廊下に立つピンクのスーツを着た女性の存在感が圧倒的だった。腕を組んで仁王立ちしている姿から、彼女がこの場の権力者か、あるいは復讐を企んでいる黒幕ではないかと勘繰ってしまう。彼女の視線の先にある男女の関係をどう思っているのか、表情からは読み取れない不気味さがある。この一瞬の沈黙が、物語全体に緊張感をもたらしていて、見ているこちらも息を呑む思いだ。
鏡の周りの明るい照明と、登場人物たちの豪華な衣装が対照的に、彼らの心の闇を浮き彫りにしている気がする。特に女性がネックレスを触る仕草や、男性が髪を整える動作など、細かい所作に意味がありそうで何度でも見返したくなる。恋人ごっこには本気禁止!というテーマが、こうした視覚的な美しさと裏腹な心理戦によって強調されている。短劇ながら映画のようなクオリティで満足度が高い。
豪華なネックレスを贈るシーンがあまりにも美しすぎて、最初はロマンチックだと思ったけど、彼女の表情が次第に曇っていくのがすごく印象的だった。恋人ごっこには本気禁止!というタイトル通り、表面的な輝きの裏に何かドロドロした事情がありそう。特にピンクのスーツを着た女性が廊下で待ち構えているカットが不気味で、次の展開が気になって仕方がない。