青白い照明で照らされた夜の屋上、積み上げられた段ボール箱。そこで作業をする人々と、突然現れる老婦人の不気味さがたまりません。平和な日常と終末が隣り合わせにあるような感覚に陥ります。裏切られて死んだので、今度は立てこもりという物語の重厚さが、この静かな夜更けのシーンから滲み出ている気がします。
段ボールから何かを取り出し、満面の笑みを見せる老婦人。しかしその笑顔の裏にある意図が全く読めず、むしろ恐怖を感じさせます。主人公の青年が困惑する表情との対比が鮮烈で、人間関係の脆さを浮き彫りにしています。裏切られて死んだので、今度は立てこもりというテーマが、この一瞬の表情交換だけで深く刻まれます。
終盤に表示される「残り二時間」というカウントダウン。それまで緩やかに進行していた物語が一気に緊迫感を帯びます。主人公が時計を確認する仕草と重なり、視聴者も一緒に時間を意識させられるのが巧みです。裏切られて死んだので、今度は立てこもりという設定が、このタイムリミットによって現実味を帯びて迫ってきます。
屋上に積み上げられた大量の段ボール箱。中身は何なのか、なぜ夜中に運ばれているのか、謎が尽きません。主人公たちが必死に何かを隠そうとしているのか、それとも準備をしているのか。裏切られて死んだので、今度は立てこもりというストーリーにおいて、この箱が重要な鍵を握っている予感がしてなりません。
周囲の人々と距離を置き、一人で状況を見つめる主人公の姿が印象的です。特に老婦人と対峙した時の孤立感が、画面越しにも伝わってきます。裏切られて死んだので、今度は立てこもりというタイトル通り、信頼を失った者が最後に選ぶ道が、この孤独な戦いなのかもしれません。