竹林から現れた青緑色の衣装の男、公孫龍の登場で空気が一変した。担架から降り立つ姿からは余裕さえ感じられるが、その微笑みの裏に隠された悪意が怖い。対する喪主の女性との対峙は、まさに火薬庫に火をつけるような緊迫感があり、「青山は依然として」の静けさを打ち破る衝突が予感される。
先父・納蘭陀の霊位という文字が刻まれた黒い牌を、女性が両手でしっかりと守るように持っている。周源という男が挑発的な態度を見せる中、彼女の表情は悲しみから怒りへと変化していく。この小さな牌が、彼女にとって世界の全てであり、守るべき最後の砦なのだと伝わってくる。
空から舞い落ちる白い紙銭と、それに見送られる葬列の映像が幻想的だ。しかし、その美しさとは裏腹に、敵対する勢力がすぐそこに迫っているというサスペンスがたまらない。「青山は依然として」という静かな風景の中に、修羅場が待ち構えているような演出が見事すぎる。
担架から降りてきた公孫龍が、ニヤリと笑う瞬間の演技力がすごい。喪に服している人々を見下すようなその表情は、視聴者の怒りを買いながらも、物語の悪役としての存在感を確立している。彼が何を企んでいるのか、その不気味な笑みが青山は依然として頭から離れない。
涙をこらえながら霊位を抱く女性の姿に、胸が締め付けられる。しかし、敵が現れた瞬間、彼女の目つきが変わった。悲しみに暮れるだけの未亡人ではなく、父の仇を討つ戦士へと覚醒していくプロセスが、短い映像の中で鮮やかに描かれている。青山は依然として彼女の強さを信じてしまう。